捨てるのはもったいない?コーヒーのかすは再利用できる

■消臭や脱臭のために使用する

コーヒーのかすには、消臭や脱臭の作用があります。同じく消臭作用のある炭と比べると、アンモニア臭を2~5倍消臭するとも言われています。嫌な臭いを消してくれるのです。

そこで、捨てるはずのコーヒーのかすは、消臭剤や脱臭剤として使用することをおすすめします。たとえば、臭いの気になるトイレや玄関などに、自作のコーヒー脱臭剤を設置してみてはいかがでしょうか。

まずは、いらなくなったコーヒーのかすを乾燥させる必要があります。乾いていない状態で使うとカビが生える可能性があるため、しっかりと乾かしてください。新聞紙やトレーなどに乗せて、ベランダや庭で天日干ししましょう。

屋外で乾燥できない場合は、電子レンジを使うことも可能です。その際、電子レンジ内を消臭することもできて、一石二鳥です。電子レンジがなければ、フライパンで炒めてください。

完全に乾いたら、袋に入れましょう。お洒落な巾着袋などに入れてもいいですが、利便性を考えて、茶こし袋に入れるのもおすすめです。

2~3週間程度経つとコーヒーのかすは湿ってくるため、忘れずに交換してください。放っておくと、カビが生える恐れがあります。

靴の消臭剤として使うのもおすすめです。乾かしたコーヒーかすを新聞紙で包んだら、靴の中に入れましょう。

臭いがなかなか取れないタッパーやビンなどがある場合は、中にコーヒーかすを入れて脱臭してみてください。魚を焼くグリルの臭いが気になるのであれば、かすを下に敷きましょう。そうすることで、魚の嫌な臭いが取れることがあります。

タバコを吸っている方には、灰皿の消臭に使うことをおすすめします。灰皿に敷いて使ってみてください。

■掃除やDIYに使用する

コーヒーのかすは、掃除にも役立ちます。たとえば、鍋やフライパンを洗うための洗剤として使用できます。カレーやシチューなどを作った鍋には、強い臭いが付いてなかなか取れません。そんな時には、鍋に水とコーヒーのかすを入れて沸騰させましょう。しばらく煮た後に冷ませば完了です。

フライパンに残った油にも効果的です。コーヒーのかすを残った油に入れたら、しっかりと混ぜましょう。そうすると、かすが油を吸ってくれます。油汚れがひどい食器を洗う時にも使用できます。

底にスポンジが届きにくいグラスを洗う時にもおすすめです。コーヒーのかすを入れて、しっかりと振ってから洗うと、汚れが落ちやすくなるのです。

■美容のために使用する

コーヒーのかすは、スキンケアにも活用できます。老廃物を取り除く成分が含まれているため、余分な角質の除去に効果が期待できます。また、くすみが抑えられたり、肌の弾力がアップしたりすることも考えられます。ただし、肌質によっては荒れる可能性があるので、まずは少しずつ試してみてください。

また、コーヒーのかすを髪に揉み込むと、トリートメントとして使えます。ただし、コーヒーの色が髪に付く可能性があるため、染髪している方は避けましょう。