美しい木々に囲まれたコーヒーイベント
杜の都・宮城県仙台市では、2017年より「仙台コーヒーフェス(SENDAI COFFEE FES)」が開催されています。このイベントは、盛り上がれるようなコーヒーカルチャーを作り、それによって仙台の街を豊かにしたいという想いが形となったもので、これまでに2017年10月、2018年4月、10月、2019年4月、7月、10月の計6回、それぞれ2日間ずつ開催されてきました。
開催場所は、市営地下鉄勾当台公園駅より徒歩3分のところにある定禅寺通りです。この定禅寺通りには道路の真ん中にグリーンベルトと呼ばれるケヤキの木が連なる遊歩道があり、美しい自然に囲まれ、季節を感じながら美味しいコーヒーを楽しむことができます。仙台コーヒーフェスは宮城県以外にも、東北、関東、関西などの全国各地、さらにはメルボンやドイツなど、外国からもカフェやコーヒーロースターが大集結し、多くのコーヒー愛好家で賑わいます。コーヒー以外にも、焼き菓子の販売や手作りアクセサリー・小物など雑貨の販売、アーティストの生演奏なども催され、コーヒーはあまり得意でないという方でも十分楽しめる内容となっています。
出店しているお店は?
仙台コーヒーフェスに出店しているお店の数は30店以上にのぼります。これまでに、地元仙台からはKEYAKI CFFEE、FLAT WHITE COFFEE、珈巣多夢など、地元でも人気の高いお店が、ドイツからはThe Barn、メルボンからはPRANA CHAIというお店などが出店してきました。イベント回数を重ねるごとに、全国各地から出店するお店の数が増えてきています。どのお店もコーヒーに強いこだわりを持っており、お客さんたちはどれを購入するか悩んでしまうところです。
仙台コーヒーフェスの楽しみ方
そこで、仙台コーヒーフェスの楽しみ方の一つとしておすすめなのが、様々なお店の飲み比べをすることです。そのためには、イベントの当日に飲み比べ専用のチケットを購入する必要があります。チケットは5枚でワンセットになっていて、お値段は1,000円です(2019年イベント時の価格)。チケット1枚でお試しサイズのコーヒー1杯と引き換えることができるので、1,000円で5杯のコーヒーを楽しむことができます。お試しサイズはお店で通常販売しているサイズよりも少な目の量で提供してもらえるので、飲み比べにはぴったりです。
チケットは出店しているお店のほとんどで使用することができます。5杯飲むことができるとはいえ、やはりどのお店のコーヒーにするか、迷ってしまいます。自分が好きなお店のコーヒーを飲み比べるか、はたまた初めてのお店のコーヒーを飲み比べるのか…その迷いもまた、飲み比べの楽しみの一つとなります。普段なかなかお店に行くことが難しい遠方から出店しているお店は特に人気があり、お店の前には絶えず長い列ができています。美しい自然の中で、お店の人や仲間と会話を楽しみながら飲むコーヒーの味は格別です。