毎年開催地が変わるコーヒーフェスティバル
長野県では、2018年よりNAGANO COFFEE FESTIVALが開催されています。開催地は長野県内で毎年変更され、2018年は白馬村岩岳スキー場で、2019年は諏訪市、2019年は御代田町、2020年は立科町の白樺高原スキー場と、自然豊かな土地で開催されてきました。出店しているのは県内や全国各地でこだわりの自家焙煎をしているコーヒー店や、コーヒーにマッチするお菓子やパンの販売店など、約20店舗です。
県内からはお客様一人一人に合わせたオーダーメイドコーヒーを焙煎する山喜珈琲店、地産地消の食材を使ったハンバーガーで有名なSun’s、乳製品の加工・販売を行う長門牧場などが出店しています。また、山梨県からは安心安全なコーヒー豆にこだわっているBUNANOKI、岐阜県からは手廻し焙煎機を使用しているsunday coffee、愛知県からはウガンダで自然栽培されているコーヒー豆の販売を行っているクリスタルなどが出店しています。
長野県でしか飲めないコーヒーを
このフェスティバルのポイントは、コーヒーを淹れるときに使う水が長野のおいしい水であるというところです。2020年に開催したときは、たてしなの湧き水を使用していました。焙煎士たちがおいしい水を使って淹れるこだわりのコーヒーは毎回絶品で、多くのコーヒー好きたちが集まります。
会場ではコーヒーの飲み比べをすることができるのですが、この飲み比べもおもしろい方法がとられています。それは、すべての店で同じ水と同じ産地コーヒー豆を使って、コーヒーを淹れるという方法です。同じ水と同じ産地のコーヒー豆を使っているのに、不思議なことにそれぞれの店のコーヒーの味はそれぞれ異なります。その違いは、焙煎方法やどのような淹れ方をするのかということによって生まれるものです。お客さんは何種類かのコーヒーを飲み比べることで、その味の変化というものを実感することができます。
2020年開催時は、ウガンダ共和国産のコーヒー豆を使用していました。実は、ウガンダ共和国産のコーヒー豆というのはレアな物なのですが、開催地の立科町とウガンダ共和国には深いつながりがあるために使用することができました。
飲み比べチケットでお得にコーヒーを楽しむ
コーヒーの飲み比べをするためには、飲み比べ専用のチケットを購入すると便利です。毎年の開催地に合わせて、オリジナルデザインのマグカップも作られています。フェスティバル当日は、このマグカップでコーヒーを飲むこともできます。そのマグカップと飲み比べチケット3枚がセットになったものは事前購入で1500円、当日購入すると2000円となっているので、事前購入すると大変お得です。このセットは毎年大人気なので、早めに購入したいところです。このフェスティバルで飲むコーヒーは、長野の美味しい水と美しい自然に出会わせてくれます。