コーヒー好きのフィンランドで開催!ヘルシンキコーヒーフェスティバル

フィンランドとコーヒー

一人当たりのコーヒー年間消費量が世界で最も多いと言われている国、フィンランドの一日に飲むコーヒーの量は一人当たり平均4~5杯にもなり、フィンランドの人々にとってコーヒーは生活に欠かすことのできない飲み物となっています。コーヒーを飲む10~15分の時間と、コーヒーを飲みながら周囲の人と交流をする時間こそが特別なものであるという考えを持っています。そのため、家やコーヒーショップでコーヒーを飲むのはもちろんのこと、学校の授業の休み時間や会社の会議中でもコーヒーを飲みます。コーヒーブレイクタイムを労働者の権利として設けるように定められている労働法も存在するというから驚きです。それほど、フィンランドの人々はコーヒーと密接な関係にあるのです。

北欧最大級のコーヒーイベント「ヘルシンキコーヒーフェスティバル」

そんなコーヒーを愛する国フィンランドでは、北欧最大級のコーヒーフェスティバルである「ヘルシンキコーヒーフェスティバル(Helsinki Coffee Festival)」が開催されていることでも有名です。このフェスティバルは2015年3月から始まったもので、開催場所は首都ヘルシンキ、年に一度、数日間にわたって開催されています。規模がとても大きいフェスティバルで、一般のコーヒー好きの方だけでなく、コーヒー業界のプロの方々にも大人気です。

気になるフェスティバルの中身は?

フェスティバルの大きな魅力の一つは、何と言っても様々な国のコーヒーを味わうことができるという点です。フィンランドのコーヒーショップや焙煎所はもちろんのこと、北欧、東欧、西欧など各地から出店していて、会場は大賑わいです。

コーヒーショップや焙煎所の従業員から、製品についての説明を聞きながら、テイスティングをすることができます。家で美味しいコーヒーを淹れるコツをバリスタから直接教えてもらうこともでき、コーヒー愛好家が熱心に学ぶ姿が見受けられます。

ステージでは、コーヒーと健康の関係についてやフィンランドのコーヒー文化についてなど、多くのセミナーが行われ、コーヒーについて理解を深める機会となっています。また、フィンランド国内で一番おいしいカフェを決めるコンテストやラテアートコンテストなども行われ、その結果に毎回注目が集まっています。

さらに、「コーヒーメディケーション」というコーヒーを用いた瞑想を行うワークショップも開催されています。一般的に知られる瞑想は目を閉じて正しい姿勢を意識し、呼吸を整え、集中することで心を静めるというものですが、コーヒーメディケーションではその瞑想中にコーヒー豆やコーヒー粉に触れ、その触覚と香りを楽しみます。瞑想とコーヒーを組み合わせることで、強いリラックス効果を得ることができます。

フィンランドのヘルシンキコーヒーフェスティバルでは、日本とはまた違うコーヒーの魅力に出会うことができるでしょう。