コーヒー焙煎のオンラインイベント開催
コロナ禍でおうち時間が増えた今、コーヒー関連の器具の売り上げが好調のようです。自宅で本格的なコーヒーを楽しんだり、キャンプでコーヒーを楽しんでいるという人が増えています。それを受けて、2021年1月23日にキーコーヒー株式会社が「オンラインイベント ホームメイド焙煎」を開催しました。このイベントは、オンライン上で焙煎のプロと抽選で選ばれた参加者が一緒になって焙煎を行い、コーヒーの魅力をもっと知ってもらうことを目的として開催されました。
講師とスペシャルゲスト
講師はキーコーヒー株式会社のローストマイスター、林稔さんです。林さんはコーヒーに関するエキスパートで、国際的なコーヒー鑑定士資格のCQI認定Qアラビカグレーダーを持っています。また、スペシャルゲストとして、世界20ヵ国以上のカフェで取材をし、カフェ巡りの本も出版している斉藤アリスさんも登場し、参加者と一緒に焙煎にチャレンジしました。
焙煎に挑戦!
今回は参加者が一緒に焙煎を行うということで、キーコーヒー株式会社より、参加者全員にコーヒーの生豆、うちわ、焙煎用手網、ストック缶のホームメイド焙煎キット4点がプレゼントされました。コーヒーの生豆はブラジルとコロンビア、そしてグァテマラの3種類から好きなものを選ぶことができます。この他に、参加者はガスコンロ、タイマー、軍手、平らなお皿を事前に用意しておきます。
まずは、林さんから焙煎についての説明を聞きます。焙煎の仕組み、焙煎のポイントなどの基礎的なことや、コーヒー生豆の種類や焙煎の方法などで変化する味わいについてなど、焙煎のおもしろさを知ることができます。
次に、焙煎のお手本を見せてもらい、その後、さっそく参加者も一緒に、手網を使って焙煎を行いました。参加者全員がオーソドックスな中煎りになるよう挑戦です。洗って乾かした生豆を手網に入れ、火元から約20cm上のところで4分半~5分半振り続けていくと、生豆の色が緑からきつね色に変化していきます。やがて、ポップコーンのようなパチパチという音とともに膨らみ出します。膨らんだら、自分好みの色になるまで1分~2分半程度焙煎していきます。トータル10分程度、手網を振り続けるのですが、実はこの作業は体力を使うなかなか大変な作業なのです。
焙煎が終わったら、うちわで2~3分あおいで豆を冷まし、熱によってさらに焙煎が進んでしまうことを止めます。こうして完成した焙煎直後のコーヒーの良い香りは何にも代えがたいものです。焙煎したコーヒーは、香りを楽しみたい場合は焙煎後すぐ、味を楽しみたい場合は4~5日経ってからが最適です。
コーヒーは好きだけど、焙煎は難しそうと感じる人は多いようですが、一度体験してみると焙煎の奥深さに気づかされます。このイベントを通して、参加者は焙煎の知識を習得し、世界で自分だけのコーヒーを作るおもしろさを実感できたようです。