世界中にはたくさんのコーヒーイベントがあります。どこの国でもコーヒー好きは多いため、世界中の主要都市でコーヒーのイベントが行われるのです。
日本と世界のコーヒーイベントの違いは?
日本のイベントの場合はたいてい入場無料で、入場後に各ブースでコーヒーを購入するスタイルを採用しています。海外のイベントでは、チケットを購入して入場したら、各ブースでは無料でテイスティングできるシステムを採用していることが多いようです。テイスティングして気に入ったら、豆やコーヒー道具を購入することができます。チケット代も日本よりリーズナブルなことが多いので、海外に行く機会があればぜひイベントに参加してみましょう。
ヨーロッパのコーヒーイベント
イギリスといえば紅茶ですが、実は紅茶がイギリス人に愛されるようになる数百年も前から、イギリス人はコーヒーを愛飲していました。そんなイギリス最大のコーヒーイベントといえば「London Coffee Festival」です。4日間にわたって開催されるこのイベントの目玉は、バリスタの技術を競うCoffeeMastersで、毎年、数百人のバリスタが出場して腕を競います。他にもグラスゴー、バーミンガム、ブライトン、さらにエディンバラなど、8つの都市でコーヒーフェスティバルが開催されます。
カフェ文化が根付いているフランスでは、パリで「Paris Café Festival」が開催されます。フランスの有名なカフェが出店し、バリスタの素晴らしいラテアートの腕前を間近で見ることができます。エスプレッソコーヒーの本場イタリアでは、毎年秋に、ファッションの都ミラノで「The Milan Coffee Festival」が開催されます。
その他、ドイツのベルリン、ミュンヘン、ハンブルク、スペインの首都バルセロナ、ポルトガルやオランダなどのヨーロッパの主要都市では、必ずと言ってよいほどコーヒーイベントが開かれます。フィンランド、デンマーク、スウェーデンなど、北欧の国々でもコーヒーフェスティバルが開催されます。詳しい情報は各国のコーヒーフェスティバルのサイトを確認してください。
南北アメリカのコーヒーイベント
コーヒー大好きなアメリカ人ですから、アメリカの各州でコーヒーイベントが開催されます。ニューヨークでは「Coffee&Tea Festival」と「The New York Coffee Festival」が開催され、世界中から参加者が訪れます。コーヒータウンのサンフランシスコ、ハワイのコナ島、ニューメキシコ州のアルバカーキなどでも同様に、コーヒーイベントが毎年開催されています。カナダのトロントやオタワでもコーヒーイベントが開催されます。
南アメリカは、ブラジルを代表とする世界有数のコーヒー豆の産地です。ブラジルのサンパウロでは大規模なコーヒーイベントが開催され、賑わいます。
新型コロナ感染拡大の影響で中止になっているイベントもありますが、規模を縮小したり、感染対策を取ったりしたうえで開催するイベントもあるので、参加を希望する方は各イベントのサイトを確認してみましょう。