コーヒー豆保存の注意点~容器選びもポイント

 

自宅でカフェのように美味しいコーヒーを飲みたいなら、コーヒー豆の保存容器選びが肝心です。ドリッパーやミルにこだわるのもいいけれど、豆の風味を損なわない容器で保存することも、美味しいコーヒーには欠かせないポイントです。

 

コーヒーの保存で気をつけるべき4つのポイント

コーヒー豆を保存するときには「日光」に気をつけます。紫外線は豆の風味を変えてしまいます。

 

「酸素」も豆の風味に影響するので、できるだけ酸素に触れさせないようにします。

 

「温度」もポイントです。高温は避けましょう。

 

最後が「湿気」です。できるだけ乾燥した状態を保ちます。

 

保存容器の選び方

紫外線や酸素に触れないようにし、高温や湿気も避ける必要があるので、保存容器は遮光性があり、密閉度の高いものを選ぶべきです。サイズも重要です。大きなサイズの容器に少量の豆を入れると、空気に触れて酸化します。

 

ガラスの容器は見た目がおしゃれで密閉度も高く、残量が一目で分かるので便利ですが、光を通してしまいます。ガラスの保存容器を選ぶなら、日光の当たらない場所に置くか、遮光瓶を使うのがおすすめです。フタの形状により密閉度には差が出るので、デザインだけでなく、きちんとフタが閉まるもの、開けやすく使いやすいものを選びましょう。

 

セラミックの容器も、ガラスと同じように密閉度が高く、おしゃれなデザインが多いです。ガラスよりも遮光性が高いのでおすすめです。

 

缶の容器は遮光性が高いのがポイントです。茶筒のように二重構造のフタになっているものや、フタにパッキンがついているものは、密閉度が高くおすすめです。軽くて使いやすい点もいいです。

 

ホーローの容器はお手入れが楽だし、見た目もナチュラルで可愛いデザインが多いです。ただし、欠けるとそこからサビてしまうので、注意してください。

 

プラスチック容器は、軽くてお手入れがしやすいのが最大のメリットです。ただ、透明の容器は光を通すというデメリットがあります。

 

木製の容器は遮光性があり、デザイン性が高く、軽くて扱いやすいですが、密閉性が低いのでニオイ移りしやすいのがデメリットです。

 

コーヒー豆の保存は冷蔵庫?冷凍庫?それとも常温?

遮光性が高く、密閉性のある容器を選んだら、保存する温度にも注意してください。長期保存する場合は、直射日光にあたらず、高温にならない冷凍庫または冷蔵庫で保存するといいでしょう。

 

ですが、コーヒー豆を冷凍庫や冷蔵庫から出すと、温度変化で容器の中に結露が生じ、豆は湿気にさらされます。毎回これを繰り返すと、豆の劣化が早くなります。なので、冷凍庫や冷蔵庫に入れる場合は、使う量を量って、1回分ずつ小分けにして、ジップ付きの小さな密閉袋などで保存するのがベストです。

 

コーヒー豆を購入する際は、なるべく2週間~1ヶ月以内で飲みきる量を購入するのがベターです。密閉容器に入れて、冷凍庫か冷蔵庫で保存したら早めに飲みきりましょう。常温で保存する場合は冷暗所に置いて、2週間以内に飲みきってください。