ドリッパーの穴の数や形状でコーヒーの味は変わる?

 

ゆっくりとコーヒーを淹れる時間は、幸せなひとときです。コーヒーの香りをかぐと脳からα波が出てリラックスできるそうです。時間をかけてじっくり丁寧に抽出するコーヒーは味わい深く、香り高い1杯になります。ホッとひと息つきたいときは、自分でドリップコーヒーを淹れてみましょう。いつもより優雅で贅沢なひと時を過ごせるはずです。

 

ドリッパーでコーヒーを淹れてみよう

ドリッパーとペーパーフィルター、コーヒーの粉を用意し、お湯を沸かしましょう。お湯の温度は95度前後が理想です。ペーパーフィルターの底の部分と端の部分(接着面)を折ったら、袋の口を開いてドリッパーの内側にセットします。粉を入れて表面を平らにしたら、お湯を少量だけ注ぎ、20~30秒ほど粉を蒸らします。中心から「の」の字を書くように注ぎ、口の細いポットからお湯をゆっくりと静かに注ぎます。3つ穴のドリッパーなら2、3回に分けて注いでください。1つ穴のドリッパーなら1度にお湯を注ぎます。抽出したコーヒーはカップに注いで、熱いうちに飲みましょう。

 

ドリッパーの穴はいくつある?

メーカーによって、ドリッパーの底の穴の数や大きさが違います。日本生まれのカリタのドリッパーは3つ穴、ドイツのメーカー、メリタのドリッパーは1つ穴です。日本製の三洋企業というメーカーが作っているドリッパーは2つ穴です。では、どのタイプが一番美味しいコーヒーを淹れられるのでしょうか?

 

メリタの1つ穴ドリッパーは、ヨーロッパ人が好む深煎りコーヒーにぴったりです。穴が1つなので、お湯が長くドリッパーの中にとどまります。そのため、コーヒー粉の持つ風味や味わいが存分に抽出されます。ただし、雑味も一緒に抽出されるので、浅煎りのコーヒーには合いません。

 

日本製カリタの3つ穴ドリッパーは、抽出時間が短くなるので雑味が少なく、初心者でも上手に淹れることができます。穴が多い分、それだけ早く抽出されるので、軽い味わいになります。ですから、深煎りの濃厚な味わいが好きな方は1つ穴を、軽い味わいが好きな方は3つ穴を選ぶといいでしょう。2つ穴はその中間です。

 

ドリッパーの形状の違いは味に影響する?

ドリッパーの形は大きく分けると、台形と円錐形の2種類です。台形タイプは広範囲に抽出でき、円錐形タイプは一直線にお湯が落ちるという特徴があります。初心者でも淹れやすいのは台形タイプです。円錐形タイプは、お湯の流れが一点に集中するので、早く抽出できます。お湯を注ぐ速度によって味わいを変えることができるので、上級者向きです。

 

ドリッパーの内側にある溝(リブ)にも違いがあります。リブの役割は空気(ガス)を逃すことです。コーヒー豆にはガスが含まれているので、最初にお湯を少しだけ注いで蒸らし、ガス抜きします。お湯を少量注いだときに、粉がボコッと膨らむのはそのためです。ガスが抜けないと、コーヒーの美味しさが十分に引き出せません。リブはこのガスの通り道で、抽出中に出るガスを外へ逃がします。リブの形はどれがいいということはありません。好みで選びましょう。