コーヒーの種類と特徴

 

自分好みのコーヒー豆を探しましょう

コーヒーは、コーヒーノキという植物の種子が原料です。商業では、アラビカ種とカネフォラ種の2種類が使用されています。アラビカ種は、ストレートで飲用され、盛んに品種改良が行われおり、多くの品種があります。カネフォラ種は、そのまま飲用とするには適さないため、ブレンドされることが主流です。そのためアラビカ種のように品種は多くありません。さらに、銘柄ごとに分けて店頭に並び、販売がされています。

コーヒー豆は、産地の名前が銘柄に取り入れられることが多く、コロンビアやブラジルなど国の名前がそのまま使用されていたり、産地の港や山の地名が使用されたりしています。

 

代表的な銘柄と特徴

キリマンジャロは、タンザニア産のコーヒー豆です。強い酸味と凝縮したコクが特徴です。フルーティーで甘い香りがするのも人気の理由で、野性味がある味と言われることもあります。

ブルーマウンテンは、コーヒーの王様と称されこともあるコーヒーです。バランスのとれた味わいが特徴で、マイルドな口当たりと滑らかなのど越し、上品な香りが楽しめます。日本で消費される量が一番多い銘柄です。生産量の約70%が日本国内で消費されており、それだけ日本人に好まれる味と言えるでしょう。

良く聞くことが多いモカですが、イエメンとエチオピアが主な生産国です。世界で最も古いブランドとも言われており、ブレンドされることが多いのも特徴で、代表的なものでは、イエメン産のモカマタリがあります。甘味とコクがあり、爽やかな味わいが特徴のコーヒーです。

ブラジルは、コーヒー豆の生産量と輸出量が世界一を誇ります。その豆を使用するのがブラジルコーヒーです。酸味とコク、苦味がやわらかく、クセが少ないとされています。また、生産量が多く安価に手に入るため、よくブレンドに使用されます。

コロンビアコーヒーで有名なものが、エメラルドマウンテンです。日本では、こちらの方がなじみのある方が多いのではないでしょうか。バランスがよく、マイルドな味わいが特徴です。

 

焙煎を知ることでもっと美味しく

コーヒーは、銘柄や品種だけでなく、挽き方によっても風味が違います。挽き方には、3種類があり、焙煎度の深さで分けられています。焙煎度が浅いと強い酸味となり、焙煎度が深いとビターな仕上がりになります。

浅く炒ると、香りとコクの段階が浅くなります。ライトローストやシナモンローストの段階があります。一般には飲用向きではないとされています。

中炒りには、ミディアムローストとハイローストの2つがあります。ミディアムローストは、アメリカンのような軽い味わいです。ハイローストは、より深いテイストとなり、喫茶店や家庭用によく用いられる焙煎度です。
深い炒り方は、5つのタイプに分けられます。強い苦味と濃厚な味わいが特徴です。一般には、シティローストやイタリアンローストなどはエスプレッソ向き、フレンチローストは、カフェオレなどによく使用されており、アレンジに適した焙煎度です。