コーヒーがもたらす妊婦さんへの影響

 

1.妊娠中でもコーヒーを飲んで問題ない?

お腹に子供を授かると様々な制限が課されますが、特にコーヒーなどのカフェインについては制限を守らなくてはいけないのでは?と思っている方も多いでしょう。コーヒーを飲むと必然的にカフェインを摂取することになりますが、妊娠中にカフェインを摂取すると胎児の発達が遅れてしまったり、早産を引き起こしたり、低体重児になってしまう可能性が指摘されています。それで、安心して子供を産めるように、妊娠中はできるだけコーヒーなどのカフェインは摂取しないことが望ましいです。

 

2.貧血も引き起こすリスク

体内に胎児がいることから、妊娠中は非常に貧血になりやすいと言われています。女性は妊娠していなくても貧血になってしまうリスクが高いですが、妊娠中は貧血になる可能性はさらに上がります。コーヒーは貧血を引き起こしやすいというデメリットがありますので、そういった観点からも妊娠中にカフェインを摂取することはおすすめできません。また、コーヒーには鉄分だけではなくカルシウムも排出してしまうことがありますので、出産時のリスクや出産後の母体への影響がより懸念されます。

 

3.産後や授乳中に飲むのはOK?

産後なら「コーヒーを飲んでも良いのではないか」と思っている方も多いと思いますが、実は出産後や授乳中もコーヒーとの付き合い方には注意が必要です。ミネラルやカルシウム、鉄分を吸収しづらくなるという点から、母体が栄養を十分に摂れないことが懸念されます。また、栄養を十分に摂れないと必然的に赤ちゃんが母乳によって栄養を得ることが難しくなりますので、できるだけ避けましょう。